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Mike McBride Jost Schenck 日本語訳:Sinopa
sinohara@kde.gr.jp
2002-02-13 3.00.00 KDE KControl キーバインド バインド ショートカット
ショートカット はじめに &kde;の殆どの機能には、単純なポイントしてクリック式のインターフェースでアクセスできます。しかし、ある種の操作についてはキーボードを使う方を好む人も多くいます。:&Ctrl;Fとキーを押す方が、キーボードからマウスに手を移し、編集メニューを開いて検索を選ぶよりも早いでしょう。 人によってキーボードショートカットの好みは様々ですので、&kde;ではいわゆるキーバインドをフルにカスタマイズできるようにしています。キーバインドは操作とキーまたはキーの組合せを関連付けるものです。 使い方 ショートカットコントロールモジュールには、キースキームというリスト、現在選択されているスキームに定義されているキーバインドのリスト、及び現在選択されているキーバインドの設定を行うフレームがあります。また広域ショートカットアプリケーションショートカットの2つのタブもあります。(訳注:KDE3では更に、ショートカットシーケンスというタブも用意されています。) 広域ショートカット と アプリケーションショートカット 広域ショートカットアプリケーションショートカットは働きとしては全く同じです。実際、ある意味に措いては、アプリケーションショートカットもグローバル(広域)ではあります。違いは: 広域ショートカットはアプリケーションが開かれていなくても意味を持つ操作へのショートカットです。これらのショートカットには、デスクトップの切替えや、ウィンドウ操作等々があります。 アプリケーションショートカットは、多くのアプリケーションに用意されている操作へのショートカットです。それらは保存、印刷、コピー等です。 ここで設定されるアプリケーションショートカットは、多くのアプリケーションで用意されている標準的な操作のみです。殆どのアプリケーションには、それら自身の独自の操作があります。それらについては、各アプリケーションのショートカット(キーバインド)設定ダイアログ等でカスタマイズしなければなりません。 ショートカット(キーバインド)の設定 ショートカット(キーバインド)の設定はとても簡単です。ショートカットコントロールモジュールの真中に、利用可能な操作の一覧があります。その操作へのショートカットが設定されていれば、それが操作の右に表示されているはずです。ショートカットを設定したい操作を選択して下さい。 操作を選択すると、操作リストの下の多くのコントロールが有効になります。ここでキーの組合せを設定するか、キーバインドを一切無くしてしまう事ができます なし:選択された操作に対応するキーはありません。 標準: 選択された操作には、&kde;の標準の設定がされています。これは殆どの場合、良い選択でしょう。&kde;は、キーバインドとして適切と考えられるものを設定してあります。 カスタムキ:このオプションが有効なとき、選択された操作に対し、キーの組合せを設定できます。任意のモディファイアキー(即ち、&Shift;, &Ctrl;, or &Alt;)を選択し、それからキーを選択して下さい:まずキーシンボルボタンをクリックしてから、実際のキーボードのキーを押します。 他のコントロールモジュールと同様に、設定の変更ははい または 適用ボタンをクリックするまでは、有効にはなりません。全ての変更を破棄するには、キャンセルボタンをクリックして下さい。(訳注:&kde;3からははいボタンはモジュールを単体で実行するときのみ表示されるようになりました。&kcontrol;から使う場合は、適用ボタンをお使い下さい。) スキームの設定 KDEには定義済みのショートカットスキームであるKDE default for 3 modifiersという名前のスキームが添付されています。そのスキームに加えて、常に、リストには現在のスキームというスキーム名が表示されています。これは、現在あなたが使用しているスキームを表しています(つまり、現在設定しているスキーム、ではなく、今まさに使用しているスキームです。) 初めて、ショートカットの設定に取り組むときでも、標準の設定を変更してしまうことを恐れる必要はありません。:KDEは、標準設定の変更は許しません。ですから、何時でも出荷時状態に戻すことが出来ます。現在のスキームを選択して、現在まさに使用しているショートカットに戻すことが出来ます。しかしながら、残しておきたいショートカット設定をしてしまっているなら、それらが失われてしまわないよう、スキームの選択は慎重に行って下さい。 ショートカットの設定が終ったら、あなた自身のスキームにそれらを保存したいでしょう。こうすることで、ショートカットの実験をして、またもとのスキームの戻るということが出来ますから。追加ボタンでいつでも(保存が)できます。名称が訊かれますので、答えると新規スキームがリストボックスに現れます。スキームを選択し削除ボタンをクリックして、あなたのスキームを削除できます。変更を保存ボタンで、現在選択されているスキームに対する変更が保存できます。注意: KDE標準現在のスキームは削除したり、変更を保存したりできません。(訳注:&kde;3では定義済みのスキームが増えています。要するに何も設定していないうちから選択できるスキームは削除できないということです。) 読み込みのみ可のスキームが選択された状態で設定を変更した場合には、必ず、新規スキームを追加しなければなりません。この状態で、あなたの定義済みスキームを選択しなおすと、コントロールモジュールはショートカットをそのモジュールに定義されているものに切替えますので、変更が失われてしまいます。 モディファイアキー キーボードによってモディファイアキーのセットは異ります。例えば、&Mac;キーボードでは、&Ctrl;キーはありませんが、代わりに、Optionキーがあります。ここでは現在のキーボードで利用可能なモディファイアキーを確認できます。 マッキントッシュキーボードを有効にするとモディファイアキーのリストが変化します。 最後に、X モディファイアマッピングセクションでどのキー押下が&X-Server;に送られるかを変更できます。標準的な例は、滅多に使わないCaps Lockキーを設定変更する場合です。これをもう一つ別の&Ctrl;キーとして扱うように変更すると、あなたがブラインドタッチのできる方の場合、便利かもしれません。というのも標準的なキーボードでは、&Ctrl;キーよりもCaps Lockキーの方が届きやすい場所にあるからです。 このセクションの作者 このセクションは、Jost Schenck jost@schenck.deによって書かれました。 日本語翻訳:しのぱ